(かわいそうなぞう),(ゾウとおじさん),土屋由岐雄,藤子・F・不二雄|できればしたくなかった選択をしてしまった時におすすめの絵本。

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本当は、裏切る気持ちなんてこれっぽっちもなかった

のに、会社の命令なので仕方なく取引先の業者を
切ってしまった。

とても仲良くしていた業者さんなのに、自分の会社の
業績が悪化してきたということもあり、相手の会社の
人のことなど何も考えずに取引を停止してしまった。

相手の社長さんから懇願され、単価をもっと下げる
からなんとかして継続してもらいたいとも言われたのに
これ、アルフレッドの実話です。

自分の気持ちとしては、裏切るようなことはしたく
なかったのですが、自分の会社が生き残っていくには
仕方ない選択。

そんな選択肢を選ばなければいけないことって大人の
わたしたちにはよく出くわすシーンなのかもしれません。

そんな、どうしようもなくなってしまったときに
おすすめなのが、この「かわいそうなぞう」と「
ゾウとおじさん」です。

日本が戦争時代、上野動物園の動物たちにも戦争の
暗い影が忍び寄ります。肉食系のライオンや虎などは
万が一、空襲で空から爆弾が降ってきて、檻が壊れて
逃げてしまったら二次災害に繋がってしまってしまう
ので、動物園の人たちが自分達の手によって始末しな
ければならなかったのです。それは、ゾウでも同じ
でした。

おそらく、多くの方が知っている話だと思います。
特に結末に大いに涙を流した方も多かったのではないでしょうか。

あまりにもかわいそうなお話。
これに、ちょっと味付けを加え、ファンタジックなハッピーエンド
で結んでくれるのが、ドラえもんのお話、「ゾウとおじさん」
なんです。アルフレッドのおすすめは、「かわいそうなぞう」を
読んだ後に、「ゾウとおじさん」を味わうことです。
漫画とアニメと両方あります。

じわじわと感動がこころの中に広がっていくと思います。

ヒント:もしかしたら、最後の一手がまだあるのかもしれません。