(小さな死神くん),キティ・クローザー,とき ありえ|死を前向きに捉えたいときにおすすめの絵本。

死神くん46

死については、年をおうごとに誰でも深く考えるように
なってくると思います。

これは、もうどうしようもないくらいあたりまえ
に突然、身近にやってくるんですよね。

特に、自分の知り合いや身内で良く知ってる人や
仲が良かった人などとの別れは、現在生きている
ものにとっては、なかなか受け入れることが
できないものだと思います。

あのサブカルチャーで有名な、みうらじゅん氏も
言っていますが、「人間はオギャーと生まれた時から
死という時限装置付きのタイマーを仕掛けられている」

これは、とても逆説的ではありますが、真理を付いて
いるとアルフレッドは思っています。
ただ、このことを意識しながら、毎日を過ごせば、
悔いのない生き方をできるという裏返しでもありますよね。
いつ死ぬかわからないと思って毎日やっていれば、いつ死んで
も悔いがないものですものね。

われわれは、よく言われることですが、何億という生命の競争の
末生まれてきたわけですから、もっと生を謳歌しないと
いけないのかもしれませんよね。

そして、今回、この死をテーマにかわいい絵本にしてしまった
のが、こちらの「ちいさな死神くん」です。

ストーリーは、死神の仕事をしている男の子の死神が、ある女の子
の死に立ち会い、そして死神君の感情が動き始めていくという
お話です。たんたんとしていて、かわいいんですが、どこか寂しい感じと
いうのが絵でうまく表現されていると思います。作家は、ベルギーの
クローザー,キティ1970年生まれの若い作家さんなんですね。
これからの作品にも期待できると思います。

おそらく、いままでの死神の概念が変わってしまうようにも
思えるかもしれません。

死については、他にも、
ぞうのせなか
百万回生きたねこ
も、おすすめです。

ヒント:考え方が変われば死だって前向きの捉えられる。