なんとなく寂しさを感じているときにおすすめの絵本|(ワン (幼児図書ピース)),越野 民雄 (著), Russell Blackwell (原著), ラッセル ブラックウェル

ワン (幼児図書ピース)

孤独ってわけでもないですが、やけに寂しく黄昏て
しまうことってありませんか?

アルフレッドは、大人(おとな)になってから
時々そんな風に思ってしまうことがあります。

たとえば、仕事のことでいろいろあったりした後
誰にも口にできないけど、夕焼けを見たらなぜか
思いっきりせつなくなったり。

テレビのニュースで、自分とは全く関係ないのに
悲惨なニュースを見てしまった後とか、、、
感情移入とは違うのですが、どことなくなんとなく
寂しい気持ちになって感傷にふけている自分を感じたり
します。

ただ、それでも容赦なく時間というものは過ぎてしまう
もので、明日に向かって生きていく為には少しでも
前に向かっていかなければなりません。

人間を生きていくというのも、大変難しいものなのかも
しれませんね。ふと、そんなことを考えてしまうことがあります。

今回ご紹介する絵本は、主役が人間ではありません。
犬、、、ワンコです。
題名も、ズバリ「ワン」。

写真と文字で構成された絵本です。文字といっても
どことなく、漫画の効果音的な文字の入れ方をしているので
漫画を読む感じに近いのではないでしょうか?

ストーリーは、芥川龍之介のトロッコの現代版を犬で
やった感じです。トロッコの主人公と一緒で、好奇心に
かられてどこまでも遠くへ行ってしまったら、突然自分の
居る場所がまったく知らないところになってしまい、どうしよう?
っというお話です。
僕らも、人生という道で考えたら年を重ねたぶん、随分と遠い
ところまで歩いてきているのかもしれませんね。

人生は戻るといったことができませんが、記憶のレールを戻ること
は可能だと思います。
今夜は、ほんの少し自分の分岐点についてを少しは思い出してみては
いかがでしょうか?
自分を理解することで未来が少し明るくなるかもしれませんよ!?

ヒント:自分の未来を開くには、まず過去の清算から始まるように思います。