親子のコミュニケーション、
とりわけ小さい頃の父と子というのはコミュニケーションをとるのが
なかなか難しい状況にあると思います。
大抵の父親が働き盛りで子供が生まれてくるわけ
なので、コミュニケーションといっても日曜日に
遊んであげることぐらいに限定してくると思います。
その代わり、母親は常に一緒にいるので、子供の
コミュニケーションの力点は母親に方に向いてしまう
のは当然のことなのかもしれません。
そんなどんぴしゃな状況にあるあなたにアルフレッドがおすすめ
したい絵本がこの「フレディ うぶごえのへんじ」です。
絵本の体裁はなしていますが、はっきり言って
かなりメッセージ性の強い絵本だと思います。
物語は、ブリーダー犬として飼われているフランクに、フレディ
という子犬が生まれます。フランクは、フレディに最大の愛情を
注ぎこみます。でも、フランクはそれが期限付きであることを最初
から知っているのです。
人間の子育ても、期間は長いかもしれませんが、そう考えてみると
期限付きなのですよね。短いか長いかよりも、どうやって接してやれば
一番こどもに響くのか?ひとつひとつのメッセージがこちらに伝わって
きます。
フランクは言います。
「大人から見ればささいなことでも、子供は毎日を戦っている。
子供を孤独に戦わせてはいけない!」
「親は子供にいい子になって欲しいと願うほど、そのぶんだけ
子供は無理をする。親から愛されなくなるのを恐れるからだ
子供に無理をさせ続けると心に傷ができてしまう」
まさに、名言ですよね。
子供を持っていない人にも、コミュニケーション、愛情の紡ぎ方など、
教えてもらえることがたくさん詰まった一冊の絵本だと思います。
ちょっと子供とのコミュニケーションに自信がなくなってきた時など
開いてみると、少しは自信が付いてくるのではないでしょうか?
アルフレッドからのヒント:期限があると思って行動していれば手を抜くことはないんだと思います。
この記事のまとめ
- 親子のコミュニケーションが難しい状況にある
- 父親は働き盛りでコミュニケーションが限られがち
- 母親が子供とのコミュニケーションで中心的役割を担う
- 「フレディ うぶごえのへんじ」はメッセージ性の強い絵本
- 物語の主人公はブリーダー犬のフランクとその子犬フレディ
- フランクはフレディに限られた時間の中で愛情を注ぐ
- 育児は期限があるという視点を提供
- 子供への接し方についての示唆が含まれている
- 子供の日々の戦いを理解し孤独にさせないというメッセージ
- 親の期待が子供に無理をさせがちであると警告
- コミュニケーションや愛情の表現に関する学びがある
- 子育てに自信がなくなった時に読むと助けになる可能性