(百年の家),ロベルト・インノチェンティ,J.パトリック・ルイス,長田 弘|自分の将来について悩んでいるときにおすすめの絵本。

hyakunewn

誰も、自分の10年後、20年後のことなんて
わかりっこないのに、ときどきふとそんなことを
考えてしまいませんか?

このままずっと会社員でいられるのか?
結婚はできるのか?
家は買うことができるのか?
などと、不安はつきないのではないでしょうか?

アルフレッドも、過去の自分を振り返ってみると
なんであんなことで悩んでいたんだろうっと
不思議になってしまいます。

タイムカプセルがあったら、そんなんで悩んでるな
アホッ!今はもっと別にやることがいっぱいあるだろっ!
っと過去の自分に言ってやりたくなります。

一寸先は闇なんてことわざもあるぐらいですから
1年後、いや、半年後、いや、来週、いや、明日
なにか大きな天変地異がおこったとしても不思議
ではありませんよね。

だって、われわれはすでに2011年にあのような
経験をしてしまったのですから、、、。

そんな自分の将来について、不安をかかえている
人におすすめなのが、この「百年の家」という絵本
です。

1900年から、2000年までの約100年間に起こる
出来事を自分史を語るように、家が語りかけてきます。

この時代には大きな二つの世界大戦などがあり、悲惨
な体験にもあっています。

緻密に書かれた絵は、まるで写真のようです。
どことなく、ウオーリーやミッケのような風合いも
持っていて、絵を探索してみたくなります。

特に隠された秘密などはないと思いますがもしかしたら何度も
見返せば、作者が仕掛けた遊びなども見えてくるかもしれません。

通常では味わうことができない100年という時間の流れを
感じてみれば、将来への不安は少しは和らぎ気持ちが
楽になるのではないでしょうか?

ヒント:まずは目の前の一歩を進んでみてはいかがでしょう?