子供がどうしても寝つけない。
そんなことをテーマにした本がこちらの
「ぼく ねむれないよ!」になります。
外でおもいっきり遊んだ後とかであれば、ベッドにバタンキュー
でしょうが、一日、雨降りだとしたら夜まで
ストレス持ちこしちゃいますよね。
この「ぼく ねむれないよ|」はおそらく作者の意図でしょうが、
お母さんが出てきません。
ある夜の息子と父親のコミュニケーションが描かれいます。
こどもが、ソファに座って新聞を読んでいる父親に
「ぼく どうしたらねむれるの?」と聞きます。
そして、父親が「ベッドにもどってひつじをかぞえてごらん」
っと続けます。
そしてひつじを数えるのですが、14匹までしか自分の部屋に
ひつじが入らないことを知り、さらにねむけはどこかにいって
しまい、父親にどうしたら眠れるのかふたたび尋ねます。
こんなやりとりが続いていきます。
父親は疲れていながらも、いちいち応えてくれます。
結構、2回目以降の子供の問いかけには、こーしてごらん、あーして
ごらんと言うのは難しいものなんですよね。
親子とはいえども、コミュニケーションのあり方を教えて
くれるようにも、アルフレッドは感じました。
作者のミレイユ・ダランセはフランスで絵本を創作している方
だけあって、どことなくサビィニャックの色遣いや絵のタッチに
通じるところがあるように思います。ひじょうにイラスト的でも
あり、1ページ、1ページのイラストをそのままカレンダーにして
もいいくらいですね。
ヒント:たとえ体を使わなかったとしても、想像力をたくさんするだけでも疲れちゃうと思います。子供でも大人でも疲れたら寝ちゃうんですよね。
