愛される人(キャラクター)から何かを得るおとなにおすすめの絵本|(キャットインザハット)ーぼうしをかぶったへんなねこー,ドクター・スースー、伊藤比呂美

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かつては、学校でも職場でも
どこにでも勉強や仕事なんかは今ひとつ
なんだけど、どこかこう憎めなくって、
居るだけで、場、がなごんじゃうような人
って回りを探せば一人は居たと思います。

いわゆる潤滑油的な存在とでもいうんでしょうか。

いい意味でムードメーカーなのでしょう。
ただ、それが社会が欧米型の成果主義が
はびこるようになって、結果第一主義の昨今では
そんな人は真っ先にリストラ対象となってしまって
いるようです。
誰しもが、そういう愛されるような一面を持って
いるのに、なかなかそんな部分がさらけ出せないと
いうのが今の時代なのかもしれません。
そんなふうに時代の風をアルフレッドは感じています。

そんな愛される迷惑キャラについて書いてある絵本が
この「キャットインザハット」となります。

ストーリーとしては、雨降りの退屈な日、留守番をしている
兄弟のところに、ぼうしをかぶったへんなねこがやってきます。
そして、意味不明なことをし続けるといったお話です。

ひょうひょうとしたキャラクターそのものが、たまらなく
憎らしいのですが、どこかこう愛されるような一面ももって
いたりして、、、そういえば、あんな人いたっけかなあーっと
かつての同級生だったり、同僚だったりを自然と想像しているのでは
ないでしょうか?とにかく、キャラクターのデザインが抜群にいいと
思いますよ。さすが、長いこと子供達に愛されている絵本だけのことは
あるんですね。

しかし、学校や職場の愛されキャラクター達って今の時代、
肩身が狭くなってしまってどこにいってしまったのでしょうかね?
さみしい時代のようにも思います。

ヒント:愛されキャラから学ぶことって結構あるのかもしれません。