自分の深層心理を読み解くバロメーターとなる絵本|(巨人に きをつけろ! (エリック・カールの絵本) ),エリック=カール,もり ひさし

巨人に きをつけろ! (エリック・カールの絵本)
日常の自分というのはニュートラル(中立)であることが
大半だと思います。

でも、心の奥底に隠れている深層心理って自分でも
よくわからなくないですか?
普段の生活では、あまりそういうことも意識せず無意識の
うちに毎日を過ごしていると思いますが、見えないストレスは
じわっ、じわっと毎日溜まっていて、ときどきその姿が
夢などに現れたりします。

本当はこうしたかったのに、できなかったことなどが
夢となって突然自分の前に現れたりしますよね。

夢判断とか、夢診断というものがありますが、
精神分析的にもかなり証明されていて、夢を見た後
そこに登場してきたものが何を意味していたのか見ると
当たっていたりします。

アルフレッドも、飛んでいる夢をよく見ることがあった
のですが、夢判断によると現状から飛び立ちたいという
意味があったとのことです。よくよく考えてみると
心の奥底で今の仕事への不満が大きくなっていたようです。
その後、こころの中の願望が現実のものとなり、転職が実現しました。

こころが夢を使ってメッセージを発信していたのです。
そんな自分のこころがどうなっている状態か読み解くのに
役立つ絵本があるので紹介します。

それが、この(巨人に きをつけろ! (エリック・カールの絵本) )
です。この絵本の作者エリック・カールさんは、はらぺこあおむしで
絵本の世界ではとても著名な方なので、絵は見たことがある方も多いかも
しれません。

ちょっと変わった仕掛け絵本なのですが、大型なので絵本の中心に
目を落とすと、本当に絵本の中に入ってしまったような感覚になります。
内容は、子供たちが大きな巨人に捕まり食べられてしまうことから逃げるという話です。
この絵本、どの立場で考えるかで大きく変化してくると思います。
巨人の立場に感情移入するのか?
子供たちの立場に感情移入するのか?
素直に自分のこころと向き合えば自分の今の状況が読み解けるように思いますよ。

ちなみに、アルフレッドは若干、巨人よりに考えている自分が
いるように思います。それがどういう意味を持っているのかもう一度読んで
考えてみたいと思います。また、夢に何かヒントが現れるかもしれませんね。

ヒント:たまには自分の本心と向き合うのも悪くないと思いますよ!