どんな人が読むと効果がある絵本なの?
いろいろなことでちょと疲れが溜まってるような人たち。
生活の中に笑いが欲しいような人とか。
今回は、子育てを終えた方よりの感想と
おすすめ絵本の紹介をしていただきました。
島田ゆかさんのバムケロシリーズの
『さむいあさ』が私の一番のおすすめです。
こどもが小さい頃よく読み聞かせていました。
犬のバムとカエルのケロが冬の寒い朝に
スケートをしに池に遊びに行くと
アヒルのカイちゃんが池の上で凍り付いたいました。
カイちゃんを助け
自分たちのおうちに連れて帰りました。
お客さんに大はしゃぎのケロちゃん。
まずは冷えた体を温めるために3人でお風呂に入ります。
からだもこころも温まったところ、気の緩んだケロちゃんが
お湯の中でおならをしてしまいます。子供たちは一度は
お湯の中から泡がぷっくっと上がってくる面白さを経験している
ので、ここらで大笑いが起こります。
食事が終わりケロちゃんは、カイちゃんを引っ張って
遊び部屋へいきます。廊下を行ったり来たりするケロちゃんを
不思議に思いながらバムは食事の後かたずけをすませます。
かたずけ終わって部屋に行った見ると、
部屋中トーレットペーパーでミイラごっこ。
誰もが憧れる遊びを平然とするケロちゃんのは尊敬です。
子供たちも笑いながらやってみたいと思うのでしょう。
その後3人でトランプ遊びをしながら、疲れて眠ってしまいます。
翌朝目が覚めると、カイちゃんがいなくなっていました。
池を探しに訪れた二人の目の前には、
再び氷ついてるカイちゃんの姿がありました。
島田ゆかさんの絵本は隅々まで丁寧に描かれ、
パンケーキにはケロちゃんの顔がついたいたり、
食べることにも工夫がいっぱいです。
パンケーキ型を買ってケロちゃんのホットケーキを作りました。
18歳になった娘も懐かく思ったのか再び絵本を取り出しページをめくっていました。
カイちゃんが再び凍ってしまうところなんて、
自分の長男と結び付け思わず笑ってしまいました。
しっかり者のバムと興味を持ったことはやらずにはいられないケロちゃん。
長男と次男の性格をそのまま見ているようです。
ミイラごっこを横目でみて一緒に笑える心のゆとりを持った
子育てをしてみたいと思いました。いまは長男23歳、次男21歳、長女は18歳。
それぞれ育てているときは大変でしたが、
この一冊の絵本が心のゆとりを与えてくれ一日の終わりが豊かになっていたと思います。
ありがとうございます。
子育てって、現状、まだまだ女性が中心ってところが
ありますよね。そんな時、行き場のない時間をこういった本が
癒してくれると、ちょっとしたことなのに、本当に心の支えとなってくれるのかもしれませんよね。どこにいても、笑いというのは場を救ってくれるものなのかもしれませんね。アルフレッドはつくづくそうおもいました。
