自信ややる気を喪失してしまっているような時におすすめの絵本|(また もりへ)マリー・ホール エッツ,まさき るりこ

また もりへ (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)

大人になるとどうしても痛みから逃げたく
なってしまうので、失敗したくない方を
選びがちになってやいませんか?

子供のころは、あんなに転んでも、転んでも
なんどでも立ち上がってこれたのに、体力や気力
がついていけなくて、楽な方を選択してしまう。

これって、よーく考えてみると自分の中にあった
やればできるっていうような自信の心みたいなものが
どんどん小さくなっていってるからかもしれないのでは
ないか?とアルフレッドは思っています。

子供のころは小さな挑戦を何回も何回も乗り越えて
できるようになって、自信がつくのだけれども、大人に
なるとたいてのことは最初からできてしまうので、何かに
挑戦するという心が小さくなってしまうのかもしれません。

ただ、普段の生活の中でも自信があるのとないのとでは
生き方も相当変わってきてしまうように思います。

もし、あなたが、そんな自信を失っているように感じて
いるなら、この「また もりへ」を読んでみてください。

一見、子供と動物とのふれあいを描いているような
絵本に見えるのですが、そんなことはないと思います。

作者は、第一次世界大戦で体を患ってしまい
それ以降、絵本を書く作業に徹していたそうです。

そういう背景からも伺えるように、絵はあえて
白黒(モノトーン)を選択しています。
アルフレッドが勝手に想像してみるところのこの
モノトーンは心の内面を絵の世界観で表現しているのでは
ないかと思います。

これは、おとなの内面のこころに深く深く響いてくる絵本なのです。
動物は、自分以外の物や事柄であるとあてはめて考えてみると
わかると思います。子供は、なんてことなくやっている行動を動物
たちは、凄いことだと気付かせてくれます。

そんな自分にしかできないことは何なのか?
少し考えてみれば多分、ひとつぐらいはあるのではないでしょうか?

作者も、体を患っていることで自信を喪失しかけて
いるような時に、自分の気持ちをこの絵本にぶつけていたのかも
しれません。少しづつでもいいので、何かに挑戦してみる。
そんな気持ちを持ってみませんか?

それに気がつくことができたら、きっとあなたはまたほんの少し自信を取り戻す
ことができるのかもしれません。

ヒント;自信という炎は、生きている限り消えることはないんだと思います。