仕事のことで考えている時におすすめの絵本。

独立したいと思い悩んでいる時におすすめの絵本|(旅する蝶TravelingButterfly),新宮晋
旅する蝶  Traveling Butterfly

学校を卒業した後、やっとありつけた仕事も何年か経過してみればいつのまにやら、その仕事では押しも押されぬ経験者になっていたります。

本当に不思議なものですが、よく言われることですが新入社員の時代のことって一番覚えていそうで実は覚えていないそうなのです確かに、新入社員の頃ってドキドキ緊張してるやら、やらなければいけないことは多いやらで、とにかく時間に忙殺される日々を送っていますもんね。毎日、毎日をただがむしゃらに過ごしていれば気がついてみれば、なんとなく経験者になっていくものかもしれませんよね。

でも、今のままのやりやすい環境で定年まで働いていくのも悪くないしなあ。もしくは、いばらの道かもしれないけれど、一度きりの人生。独立の道を歩みだそうか…
悩みはゆれにゆれて、本当は、自分の気持ちの上では固まっているのに、「うまくいかなかったらどうしよう?」自問自答の
最後にはいつもこのどこまでいってもクリアできない問題が
頭の中で横たわっていたりします。

そんな、悩みを抱えている人に向けておすすめしたいのが、こちらの旅する蝶という絵本なんです。

オオカバマダラという蝶は、羽をいっぱいに広げてもわずか10センチたらずしかありません。体重はほんの0.5グラムです。0.5グラムといえばパチンコ玉1個と同じ重さです。本当に小さいってのがわかりますよね。そんなオオカバマダラは、カナダ、アメリカの北部から遠く4000キロの南部メキシコに向けて旅をしていきます。

そんなオオカバマダラの旅を、自分がまさに蝶になった視点でメキシコまで読者を運んでくれるそんな絵本なのです。おそらくドキュメンタリー番組などではすでにこのオオカバマダラを特集したものもあるかもしれません。ただ、この絵本は、映像ともまた違う、絵ならではのダイナミックさがあるんですよね。ふと、ここで思ったのですが、外国に銭湯があったらこういう絵は案外似あうかもしれませんね。外国では富士山ではないでしょうから(笑
独立したいという大きな夢はきっとこの蝶の旅と重なると思いますよ。なんとなく、やれるかも!っというプラスの気持ちにさせてくれる絵本だと思います。